今年エルサレムでは、過ぎ越しとキリストの受難週、復活祭がまともに重なった。そのため、今、旧市街はユダヤ人地区もクリスチャン地区も世界各国からの人々で身動きとれないほどに混み合っている。
観光局の予想では、今週1週間にエルサレムを訪れる海外からの観光客は15万人。これにイスラエル国内から集まってくる人々もいるということになる。
受難日にあたる29日は金曜だったので、キリスト教徒の十字架の行進と、ほぼ同時刻にイスラム教徒も礼拝のために神殿の丘に入った(この日50才以下の男性は紛争予防のため立ち入り禁止)。
旧市街では、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒がぶつからないよう、あちこちで通路が遮断され、オバマ大統領の時を思い出させるような警備体制だった。
新市街では、路面電車がかなりの混みようで、まるで東京のラッシュアワーのような区間もある。この混雑は、過ぎ越し最終日で、かつキリスト教徒の復活祭でもある日曜31日まで続くみこみ。