目次
強硬取締でパレスチナ人のテロは減少傾向:イスラエル軍による取締強化
イスラエル軍は、1月19日(月)から、ヘブロンで大規模な対テロ作戦を行なっている。具体的には、テロ組織のインフラ破壊などである。
これに先立ち、この地域からのテロリスト30人が、防護壁を突破して、イスラエル領内へ不法侵入。ラキシュで逮捕されていた。
ヘブロンのパレスチナ難民キャンプでは、昨年9月にも同様の作戦が行われ、パレスチナ人がテロ容疑で11人逮捕されていた。
こうした作戦は批判されることが多いが、パレスチナ人によるテロ犠牲者の数を減らすことには成果になっているようである。
イスラエル軍によると、2024年には258件のテロ事件が発生し、ユダヤ人35人が死亡。2025年のテロ事件は57件で、死者は20人だった。
www.jpost.com/israel-news/article-883787
増える過激ユダヤ人入植者(セトラー)のパレスチナ人への暴力
一方で、西岸地区で野放しだと批判されているのが、過激ユダヤ人入植者(セトラー)たちによるパレスチナ人への暴力である。
1月17日(土)夜、強硬右派過激セトラー20人ほどが、西岸地区のベドウィン村を襲撃。放火して、家屋8棟と車2台が焼失した。棒や石で殴ったり蹴ったりの暴力を受けた住民もいた。
この襲撃で、パレスチナ人2人と、外国人で左派活動家2人が負傷。病院で治療を受けている。
調べによると、入植者は、違法入植地コル・メバセルの住民たちだった。通報を受けてから、イスラエルの治安部隊が到着したのは、襲撃が始まってから2時間も経ってからだったと報じられている。
このような、過激入植者によるパレスチナ人襲撃事件は、増加傾向にある。イスラエル軍とシンベトの記録によると、2025年中は867件。2024年は682件と、27%増加していた。
このうち、特に、愛国精神に基づく強硬な暴力で、イスラエルの治安組織がテロと認識するレベル事件については、50%も増加していた。
イスラエル軍とシンベトによると、危険な入植者は、42の違法入植地に住んでいる300人ほどで、このうち70人が中心とみられている。
こうした事件は、もはやめずらしくなくなっているのだが、犯人はほとんど逮捕されておらず、きちんとした調査も行われていないとの批判が出ている。
