木曜夜にラマラからカランディア、東エルサレムで大規模なデモ・暴動が発生したが、西岸地区は今も緊張している。25日夜、ヘブロン近郊で、パレスチナ人がイスラエル軍に対して投石し、イスラエル軍が反撃。パレスチナ人3人が死亡した。(パレスチナ情報筋)
またナブルス近郊では、入植者が車の中から発砲し、パレスチナ人2人が死亡した。車の中には発砲した人物の家族が乗っていたとパレスチナ側は証言している。その前後になにかあったと思われるが詳細については不明。
金曜夜も西岸地区での緊張は続いており、ラマラやベテル近郊でも、デモ隊とイスラエル軍が衝突している。
昨日はラマダン最後の金曜日で、イスラエル軍は数千人の治安部隊を配備して治安にあたっていたが、旧市街では大きな衝突は報告されていない。
ラマダンには毎年イスラム教徒40万人が、エルサレムの神殿の丘にやってくる。今年は、イスラエル軍が、カランディアの検問所で制限をかけたため、大きなデモになったとみられる。
西エルサレムでは、ガザからのミサイルもなく、大きな紛争もなく、平和な毎日を送れているが、その背後には主の守りとともに、治安部隊の兵士たちの働きがあることを覚えたい。