ガザでイスラエル兵3人死亡:誘拐された兵士も死亡を宣言 2014.7.26

イスラエル軍の報告によると、戦闘はガザ地区南部にまで及んでいる。トンネルからガザ戦闘員が突然現れるなど、映画のような戦闘が続いているもよう。26日の戦闘で、イスラエル兵2人が死亡した。負傷者は35人で、3人が重傷。

ガイ・レビ兵士(21)は、UNRWAの学校からの発砲で死亡。ガイ・ボイランド兵士(21)もガザ南部での戦闘で死亡した。

昨日既にお知らせしたが、北部で戦死したヤエル・アシュケナジ軍曹(36)は、予備役兵で、3人の子供の父親だった。一番下は生まれて3ヶ月だという。

また、7月20日にハマスが誘拐したと言っていたイスラエル兵、オロン・サウル軍曹は、25日、イスラエル軍ラビによって「戦死・遺体の位置は不明」と宣言されるに至った。この場合、葬儀も7日間のシブア(ユダヤ教で定められる悲嘆期間)を行う義務はないという。

<ガザの悲劇>

BBCによると、イスラエルの空爆でビルが倒壊し、中にいた妊婦が死亡した。緊急帝王切開で、赤ちゃんは集中治療を受けているが、2週間の未熟児であり、生存するかどうかまだわからないという。

ガザの死者は870人。時間が立つごとに悲惨なことになる。これはイスラエルが願ってやっていることではない。一刻も早く、最善の解決が与えられるようにと思う。

BBC映像・とりなしに覚えてください。http://www.bbc.com/news/world-middle-east-28497439

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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