ガザでは、膨大な破壊と死者が出ているが、イスラエル軍は、西岸地区内部でのテロや武器密輸摘発も続けており、パレスチナ人たちとの衝突が続いている。
西岸地区でも10月7日以降に、イスラエル軍との衝突で死亡したパレスチナ人は183人。逮捕は1570人で、このうちハマスは、950人だった。あとは、ファタハなど、別のパレスチナ組織である。
また、ユダヤ人入植者のパレスチナ人への攻撃事件も続いており、10月7日以降、85のパレスチナ人地区で172件発生している。こうした状況から、西岸地区でもパレスチナ人とイスラエルとの関係は、沸騰状態である。
こうした中、西岸地区のツルカレムでは、24日、パレスチナ過激派の群衆が、イスラエルと内通したとして、パレスチナ人男性2人を拷問、殺害し、遺体を切断して電柱に吊り下げている様子が報じられた。
そこにいたジャーナリストによると、切断された遺体は、その後ゴミ箱へ投げ捨てられたという。その様子は、Xに投稿されていたが、あまりにも残酷なので今は見ることができない。
www.timesofisrael.com/2-men-executed-in-west-bank-for-allegedly-spying-for-israel-as-mob-cheers/
死亡したパレスチナ人は、ハムザ・ムバラク(31)、アザム・ジュアブラ(29)。2人は、11月14日に、テロ事前摘発のために入ってきたイスラエル軍との衝突でパレスチナ人6人が死亡した件において、イスラエルと内通していたと言われていた。
www.timesofisrael.com/six-palestinians-said-killed-in-clashes-with-idf-soldiers-in-tulkarem/
石のひとりごと
イスラエルとパレスチナ人の衝突がいかに深い憎しみに発展しているか、もはや悪魔的なまでに深まっている。この状態で毎日のように、テロリスト摘発で西岸地区へ入っているイスラエル兵たちの身がいかに危険にさらされているかも実感させられる。
過激派に関していえば、基本的に、同胞の命は、イスラエルへの憎しみ以下の価値であるということである。こういう人々とともに、はたして、2つの国として、共存できるものだろうか。バイデン大統領は、最終的にはそこにしか解決はないといっているのだが。。