9月15日、イスラエルがカタールでハマス指導者たちを標的にした攻撃を実施したため、カタールは、緊急アラブ・イスラム首脳会議を招集した。
ドーハに集まった首脳は、イランのペゼシュキアン大統領、サウジアラビアのビン・サルマン皇太子、ヨルダンのアブドラ国王、エジプトのシシ大統領、レバノンのアウン大統領、シリアのシャラア大統領、イラクのアル・スダニ大統領、トルコのエルドアン大統領、パレスチナ自治政府のアッバス議長など、約60カ国となっている
文字通り、シーア派もスンニ派も一緒になって、最高首脳が集まるという、そうそうたる会議であった。
会議では、イスラエルとの外交、経済関係を見直し、断固たる行動をとるという共同声明が出された。国連加盟国の資格を停止することを目指す取り組みを調整することも含まれている。
しかし、CNNは、そこに具体的なアクションは含まれていなかったと指摘している。結局のところ、イスラエルと決裂することはアメリカとの決裂になり、経済的な悪化が避けられないからだとCNNは推測している。
実際、今年5年目になるアブラハム合意に署名している国々、UAE、バーレーン、モロッコも今年で5年になるアブラハム合意でイスラエルを承認している。この3カ国からは首脳ではなく、高官が出席しただけだった。
edition.cnn.com/2025/09/16/middleeast/analysis-summit-israel-strike-hamas-qatar-intl
かなり注目されたサミットではあったが、大手メディアでは、探さないと出てこないニュースになっている。やはり、イスラエルはあなどれない・・というところか。
