米福音派フランクリン・グラハム牧師がガザ国境訪問:ネタニヤフ首相と面会 2023.11.16

Kobi Gideon (GPO)

フランクリン・グラハム氏がガザ国境周辺被災地を訪問

(Photo courtesy of Samaritan’s Purse)

アメリカの著名な福音派牧師ビリー・グラハム氏の息子であり、自身も世界的に著名な牧師であり、クリスチャンによる緊急支援団体サマリタンズパースの代表も務める、フランクリン・グラハム氏が、イスラエルを訪問。ガザ国境周辺のキブツ・べエリにも赴き、すべてを失ったユダヤ人家族にも面会した。

グラハム氏は、Xに、今日、10月7日に130人を殺され、26人が拉致されたキブツを訪問してきたと報告。まだ語られていない深いか痛みが続いていると報告。

他の地域も巡回して、爆弾や銃撃の被害にあった家屋も見ながら、犠牲者家族の話に耳を傾けた。グラハム氏は、特に詩篇23から、主は、良い羊飼いだとのメッセージを届けたという。世界のクリスチャンたちに、エルサレムの平和のために祈ることを呼びかけている。

(Photo courtesy of Samaritan’s Purse)

グラハム師は、エルサレム在住で、福音派作家のヨエル・ローゼンバーグ氏にも面会。ローゼンバーグ氏が、以下の自身のメディアで詳しく報告している。

allisrael.com/evangelical-leader-franklin-graham-is-in-israel-to-provide-humanitarian-aid-meet-hostage-families-tour-gaza-border-offer-hope-from-the-bible

*サマリタン・パースのイスラエルへの支援

上記記事によると、サマリタン・パースは以下の支援をイスラエルに届けている。

MDA(Margen David Adon:救急隊)に救急車14台(ハマスに破壊されて補充した分)、医療機器、救命救急救急セット数百個、消毒キット5900個、食券5900人分、避難民にむけた3800人分の暖かい食事券、

www.samaritanspurse.org/

ネタニヤフ首相と面会

その後、15日、テルアビブで、ネタニヤフ首相に面会した。ネタニヤフ首相は、「今ことの時に来て、イスラエルと共に立ってくださることが、私たちに大きな力、励ましになる。

世界は今2分しているようだ。イスラエルを支持する者はテロと戦っているのであり、ハマスを支持する者はテロを支持しているのです。」と語った。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。