相変わらずの3兄弟(イラン、ヒズボラ、シリア):アル・クッズ・デー 2013.8.2

今日2日は、アル・クッズ・デー。これはイランが言い出した反イスラエル、親パレスチナのデモを行う日である。中東各地で反イスラエルラリーが行われている。

<イラン>

言い出しっぺのイランでは、大群衆が参加してのラリーが行われている。ロウハニ大統領が「シオニストの国(イスラエル)は、イスラム社会に古くから巣くう病巣だ。取り去ってしまわねばならない。」と群衆に語った。ネタニヤフ首相は「ロウハニ大統領の本性が予想以上に早く暴露した。」とコメント。

さらにアフマディネジャド前大統領は「アラーとともに証するが、シオニストの国(イスラエル)を根こそぎにする悲惨な嵐が来ようとしている。中東にイスラエルの居場所はない。」と言った。

<ヒズボラ>

アル・クッズ・デーの今日、ヒズボラは、イスラエルとの国境に、神殿の丘の写真入りの大きなバナーを掲げた。そこにヘブル語で”我々は来る!”との標示。不気味きわまりない標示である。

<シリア>

シリアは、今アサド大統領のシリア軍がかなり勢力を盛り返しており、「勝利は近い」とまでいうようになっている。シリアの国防相は、「イスラエルはシリアでテロリストを支援している。イスラエルのマスクははがされた。」と言った。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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