トランプ次期大統領の人材指名が少しずつ始まっている。新しく政府効率化省を立ち上げ、そのトップに、実業家イーロン・マスク氏を指名したことは、日本でもかなり注目されている。
マスク氏は、経済だけでなく、Xの所有者として、世界の情報にも大きな影響を与える可能性がある。いよいよ終末を想像してしまうというのは、石のひとりごと・・。
そのトランプ次期大統領だが、さまざまな役職に、親イスラエル派を、次々と指名している。まずは、次期、在イスラエルのアメリカ大使に指名されたマイク・ハッカビー氏(69)について。
マイク・ハッカビー氏は、元アーカンソー州知事だが、南部バプテスト教会の牧師。福音派で、親イスラエル派である。イスラエルには、50年前から、100回以上訪問しており、アメリカの福音派たちを何千人も連れてきたとのこと。
イスラエルでユダヤ人の福音派ビリーバーとして著名な記者作家のヨエル・ローゼンバーグ氏の友人でもあるという。
昨年12月、ハッカビー氏は、ローゼンバーグ氏とともに、ネタニヤフ首相に面会していた。福音派のア代表として、イスラエル支持を表明するためにここに来たとも言っていたという。
アメリカ政府が、在イスラエル米大使にユダヤ人以外を指名するのは、16年ぶりとのこと。トランプ氏のねらいは、アメリカにいる数千万人の福音派クリスチャンの影響力を真剣に受け止めているということだと、ローゼンバーグ氏は書いている。
しかし、イスラエルでは、ハッカビー氏が、ヨルダン川西岸地区をイスラエルが併合する考えを持っていることから、入植地から歓迎の声を受けていた。
もちろん、それが実現するかどうかは別の話だが、過激右派に手をやいているイスラエル政府としては少し、Time of Israelの記事からは、警戒感も多少みえなくもない。