未成年ユダヤ人テロリストへ終身刑の判決 2016.2.4

2014年、エルサレムのパレスチナ人地区シュアハットの16才の少年モハンマド・アブクデールさんを、生きたまま焼き殺すという残虐な犯罪を犯したユダヤ人テロリスト2人への判決が、エルサレム地方裁判所から出た。

未成年であるため、名前はまだ公表されていないが、被告(17才)は終身刑と+3年。もう一人の被告(16才)は21年である。この他、2人の家族には、犠牲者に支払う罰金が課せられる。

この判決が出る前は、被告らが未成年であり、成年でグループの首謀者だったベン・ダビッドの影響下にあったとして、15年までの刑になるとの論議もあった。しかし、最終的に終身刑になったものである。*ベン・ダビッドは精神異常の可能性あり

<被害者家族は不満:最高裁へ>

判決を聞いたモハンマド・アブクデールさんの家族は、被告(16才)が21年の刑であることを不服として、最高裁に訴えると言っている。

また、パレスチナ人のテロリストの場合、その場で射殺され、かつ家族の家が破壊されるという措置がとられるのに、ユダヤ人のテロリストの家は破壊される指示がでなかったことへも不服を訴えている。

www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Abu-Khdeir-murderers-sentencing-1-minor-gets-life-in-prison-1-gets-21-years-443829

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

コメントを残す

*