昨日、ハイウェイ443の検問所でトラックが突っ込むテロが発生し、イスラエル人3人がはねられた事件。最終的に、1人死亡。5人負傷となった。
死亡したのは、ウクライナから14歳で単身で移住して、イスラエル軍兵士(戦闘部隊)になっていたマクシム・モルカノフさん(20)と発表された。
マクシムさんの両親は、今もロシアの攻撃下にあるウクライナのハリコフに在住している。マクシムさんは、14歳の時に、イスラエル軍に入隊することを目標に移住するプログラムに参加していた。
両親によると、マクシムさんは、イスラエル軍兵士の中でも、戦闘部隊で最前線に立っていることを誇りに思っていたという。また、従軍に先立ち、マクシムさんは、ドイツの子供に骨髄を提供することもしていた。
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石のひとりごと:与えられた日々の終わり方
家族の悲しみは想像を絶するが、同時に、14歳でイスラエルに送り出し、さらには戦闘部隊に所属していた息子である。両親としても、もしかして、こんな日が来ることも、どこかで覚悟していたのではないだろうかと思ったりする。
マクシムさんは、まだ20歳なので、早すぎるとは思うが、どこか、この世での彼の使命はまっとうしたのだろうとも思えるような気もする。彼のように与えられた日々の中で、せいいぱい、自分ではなく、人を、国を助けるために生きた人は幸いだったのではないだろうか。
一方で、このテロを決行し、射殺された40歳のパレスチナ人の男性がいる。この人の人生のことはほとんどわからない。どんな家族がいてどんな生き方をしていたのだろうかとも思う。こちらは国のためと思ったのか?結果的に人を殺し、傷つけて終わった人生だった。