明日から秋の例祭シーズン:国内全シナゴーグの警備開始:出入国は500万人予想 2023.9.14

Jerusalem Post Airport jam packed with passengers (Photo: Yariv Katz)

明日15日から、10月7日まで、新年(ラッパ(角笛)の日)、大贖罪日、仮庵の祭りと、秋の例祭が始まる。

エルサレムポストの記事によると、エルサレムでは、今年に入ってからのテロ襲撃事件が19件、未然に防いだ事件が31件に上るという。市内のすべてのシナゴーグや、嘆きの壁はじめ、ユダヤ教関連地点には、武装した治安部隊が配置され、市民を守ることになっている。その数千人体制とのこと。

www.jpost.com/israel-news/article-758881

秋の長期休暇に入ることから、海外に出かけるイスラエル人もラッシュとなる。ベングリオン空港では、イスラエルを出入りする人の数は、490万人から500万人と予想している。

Ynetによると、新年の前日9月14日には、10万2000人がベングリオン空港を利用する。以後、仮庵の祭り前夜まではほぼ、そのペースだという。

こうした中で、話題になっているのが、空港内に復活したスモーキングエリア。利用客の要望により、一旦、全部撤去したが、復活させることになったという。しかし、議論は続いているとのこと。

www.ynetnews.com/travel/article/bj923g0rn

ウクライナのウマンに出ていく人の問題や、海外でイラン系の組織にイスラエル人が誘拐されるという懸念もある。が、そんなことには、ほとんど気にもしないというのが、イスラエル人たちのようである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。