イスラエルでの感染拡大が頭打ちになっているのではないかとの見方が出始めている中、この週末の新規感染者は、1日(土)628人、2日(日)553人と、急激な減少を記録した。
この背後には検査数が、これまで毎日3万件程度であったところ、1日(土)7793件、2日(日)8058件と激減していた結果と考えられている。いいかえれば、検査が必要になった人が少なかったということではあるが、陽性率は相変わらず8.4%と高く、まだ楽観視はできないとみられている。
www.kan.org.il/item/?itemId=67973
重症者は、2日朝のデータでは、342人とわずかに増加。このうち人工呼吸器使用者は98人。死者は、それまでの24時間で10人増えて、536人となっている。
この週末、エイラットでは、この週末、コロナ陽性の男性が家族とともに、クラブ・エイラット・ホテルで宿泊したことが、知り合いの通報で明らかとなった。警察が、5000シェケル(15万円)の罰金チケットを手渡した他、エイラット市が、損害額が25万シェケル(750万円)と算定。ホテルは、この男性を訴える方針とのこと。
コロナ閣議は今日月曜、新たな対策を検討するが、おそらくは、危険地域を策定し、部分的なロックダウンを行うとみられる。現在の赤信号地域は、ベイタル・イリット、モデイン・イリット、タイベイなど8地域。黄信号地域は、エルサレムの一部、ブネイ・ブラック、ペタフ・ティクバとなっている。
ガムズ・コロナ長官は、「正しい(無駄のない)感染予防と、はっきりしたルールを打ち出したい。」と今後の方針を語っている。
www.timesofisrael.com/just-421-new-virus-cases-recorded-in-24-hours-as-testing-numbers-dive/
<3閣僚隔離へ>
2日、エルサレム担当相ラフィ・ペレツ氏の陽性が判明。ペレツ氏の濃厚接触者として、ゼエブ・エルキン高等教育相、オーリー・レビ・アベカシス地域強化相の3人と、関係部署の人々が隔離に入った。