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テルアビブビーチで数千人規模コンサート
エルサレムでは、統一記念日イベントも自粛ムードで行われたが、同じ日、テルアビブのビーチでは、コロナ危機発生以来最大、5000人ともみられる群衆がコンサートに参加した。パーソナル・ディスタンスのルールは守られていなかったとのこと。
コンサートは、新型コロナで活動できなくなっていたミュージシャンたちを支援しようとするイベントであったが、これほどのイベントが再開できるのは、6月14日以降のはずであった。
かなりの暑さもあり、テルアビブでは、マスクをせずに屋外に座っている様子が伝えられている。
www.timesofisrael.com/thousands-pack-tel-aviv-concert-in-push-for-return-to-normalcy/
なお、イスラエルの感染状況は、側近24時間の新たな感染者は13人、死者は0となっている。
(22日:https://www.kan.org.il/page.aspx?landingPageId=1009)
相次ぐ学校教師の感染と子供の隔離さわぎ
イスラエルでは、新型コロナによる自宅待機が、徐々に解除され、18日からは、マスク着用などのルールを維持しながら、ほぼすべての子供たちが、登園、登校を始めている。
しかし、これに先立ち、先週15日には、テルアビブ地域のレホボトでは、教師の感染が発覚し、学校関係者と、2クラスの子供たち52人が、自宅待機となった。この学校は5月27日まで閉校することとなった。
このほかにも、テルアビブの学校で、教師補助の女性の感染が明らかとなり、教師と子供7人が隔離となった。
こうした流れがあったために、18日にほとんどの学校で登校を開始するという政府の方針に、反対する市町村もあった。しかし、学校の登校再開は、過去2月の間、感染が著しかった超正統派地域以外では、実施されたのであった。これらの地域の学校も6月1日には、登校を再開する予定である。
www.timesofisrael.com/teacher-in-rehovot-infected-52-students-sent-to-isolation-school-shut/
こうした中、20日朝、ナハル・オズの幼稚園で、教師補助の女性が、発熱など新型コロナの症状が出ていることがわかった。しかし、幼稚園では、おそらく感染してないとみたのか、検査結果が出る前に、子供達50人を登園させていた。
すると、検査結果が陽性であったため、保護者に子供を連れて帰るよう指示することとなった。その数時間後、陽性との検査結果が間違いであったことが判明し、保護者に通達されたが、子供のことでもあり、検査希望を首相する保護者もありで、大混乱になった。
www.jpost.com/israel-news/false-diagnosis-of-coronavirus-sent-50-children-into-isolation-628920
イスラエルでは、自宅待機の制限が解除されて以来、レホボトで感染者が3.1%増加、ラムレで5.9%、リションレチオンで3%、ハイファで1.2%増加している。
しかし保健省は、COVID19が消滅することはないとして、この程度はまだ受け入れる方針を提示している。