急に来た!夏? 2013.3.16

今週、イスラエルにはハムシーン(砂漠からの熱風)がふいた。エルサレムでも気温が28度まで上がって、冬のコートから、いきなりタンクトップの女性もちらほらみかけるほどの熱気である。気候がいいためか、町はいつもより混み合っている。

観光もピークシーズンを迎え、オリーブ山も旧市街も万国民でごったがえしている。エルサレムはおおむね、平和にやっているというところ。

<テルアビブ・マラソン、熱中症で1人死亡>

この熱風の中15日、テルアビブ・マラソンが行われた。テルアビブは地中海に面しており、エルサレムよりも湿気も気温も高い。最高気温は36度にまで上がった。そのため熱中症や脱水で病院に搬送される人続出し、入院した人は20人以上。

うち、ランナーとして参加していたイスラエル軍・軍曹マイケル・ミハエルビッチさん(36)が、熱中症で死亡した。マイケルさんの妻と1ヶ月になる息子が突然に遺族となってしまった。

イスラエルの厚生相は、熱風のため、マラソンの延期を忠告していたが、テルアビブ市は、フルマラソンのみを中止とし、中短距離でマラソン大会は決行することを決めたという。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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