チーム完成!第33内閣発足 2013.3.18

3月18日、第33内閣、ネタニヤフ政権が国会で紹介され、賛成68反対48で承認された。(外相については、現職リーバーマン氏が復帰予定で、裁判の結果待ちそれまではネタニヤフ首相が外相を兼務する)

国会で閣僚が発表されると、連立にはずれたユダヤ教政党議員らがやじをとばし、一時退席したが、まもなく戻ってきて、内閣発足の国会は1時間ほどで終了となった。

その後首相府で行われた初の閣議が行われた。この中で、特にイスラエルの防衛など重大な方針を決めるコアメンバー、ヤアロン国防相をはじめとする7人の閣僚からなる委員会が発足。治安諜報活動を行うシン・ベトを監督する委員会も発足させた。

ネタニヤフ首相は、3期目となる組閣を任せてくれた国民と、連立に協力した閣僚らに感謝を述べ、「今期の政権をとりかこむ情勢は、これまでの3期の中で最も厳しい。これからの協力体制を期待する」と語った。また、ユダヤ人には過ぎ越しの挨拶、クリスチャンにはイースターの挨拶を述べた。

この後、大統領官邸を訪れて、乾杯と、恒例のグループ写真となった(添付)。

<国会、大統領官邸での取材で感じたこと>

国会、大統領官邸で、間近に見るネタニヤフ首相の表情に、この6ヶ月の連立交渉によるプレッシャーで疲れ切っているという気配はまるでなく、実におちついていて、国の指導者という風格を感じた。同時に、首相の孤独を間近で感じることもできた。

今回、意見が全く違う者たちが集まった新しいネタニヤフ首相の内閣チーム。(写真は入植地、パレスチナ問題で意見を異にするリブニ氏とベネット氏)。

今回全く初政界入りのヤイル・ラピード財務相(未来がある党)、ベネット通産相(ユダヤの家党)は二人ともまだ40-50代前後。小柄で若く、政治家としてはまさに”新入り”のイメージだった。それぞれまだジャーナリスト、ビジネスマン(かなりのお金持ち)という雰囲気だった。個人的な印象だが、ラピード氏が少々疲れているような気がした。

これとは対照的なのがヤアロン国防相。国防軍参謀総長も務めた重鎮の風格である。実に雑多な感じの内閣だった。

国会からの帰り、バスの車窓から延々と続くアパート群が見えた。バス停では大きな買い物袋をたくさんかかえて、疲れた表情でバスを待つ人々がいた。バスの運転手はあくびしながら運転している。「なんで泣いてんのよ!」と車中で大きな声で子供と?電話で話している婦人がいた。

それぞれ政治には感心なく日々の暮らしに追われ、それぞれの人生をおくっている。新内閣がこれらの人々の生活を守るのかと思うと、やはりまた聖書の時代の民と王とその家来たちを思わされた。

この新内閣チームを主が特別に守り、導き、イスラエルの国と民を祝福してくださるようにと祈った。

追伸:先週ふいていた暑いかぜは終了し、町は再び冬のコートに逆戻りしています。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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