イスラエルはガザ国境に地上軍54000人の準備を完了し、あとは指令を待つのみとなっている。今日は、ガンツ参謀総長が現地入りして、兵士たちを激励する様子も報じられた。予備役兵たちのコメント http://www.idf.il/1283-17683-en/Dover.aspx
しかし、地上戦になればはかりしれない危険が予想されるため、アメリカはじめ西側諸国がいっせいに反対。イスラエル政府に地上戦には突入しないよう、圧力をかけている。
これを受けてイスラエル政府は19日夜、9人からなる重要閣議を行い、地上戦突入まで24時間待つという結論を出した。
もしそれまでに、ガザからの攻撃がないならば、イスラエルも攻撃しないということになり、「停戦」の可能性が見えて来る。
しかし20日朝4時(日本時間11時)現在、イスラエル南部へのミサイルが再開され、イスラエルもガザへの攻撃を行っているもよう。CNNによると、アメリカは万が一の場合、アメリカ市民をイスラエルから避難させるため、地中海の戦艦を周辺海域にもどしたとのこと。なお、現在は各航空会社ともに通常に運行している。
<停戦への努力>
停戦については、カイロで、エジプトが中心となり、トルコ、カタールがハマス、イスラエルの代表も入って停戦に向けた協議を続けている。
19日、ハマスは「イスラエルは停戦を要請した。」と発表。まるでイスラエルが停戦を懇願したかのような表現だったため、イスラエルは激怒、ただちに否定する声明を出した。
20日、バン・キ・ムーン国連総長がカイロ入りしてハマス、イスラエル双方に停戦を促すことになっている。