司法制度改革法案が、次々に国会で論議される中、先週に続き、今週も「Disruption (混乱、分裂)の日」と呼ばれる反対デモが、本日朝から行われている。
チャンネル12ライブ
חסימות בתל אביב במספר מוקדים, איינשטיין, יהודה מכבי/נמיר וגם בבני אפרים כפי שתיעדה תמר גלמור pic.twitter.com/xNXfkVCr2O
— Bar Peleg (@bar_peleg) March 1, 2023
今回は、特別なサイトも設けられ、地図とともに、文字通り、全国各地で行われるイベントの詳しい計画までがアップされている。(以下のサイト・ヘブライ語)
全国の学校前で学生たちとその親が「民主主義の授業」としてデモを行なっている。また、鉄道の駅でデモが行われており、「政府の列車を止める」と言っている。本日、テルアビブのINSS(国家治安研究所)では、ギャラント防衛相はじめ、政府関係者や専門家たちが、カンファレンスを開催しているので、その前でのラリーが行われている。
全国70のキブツから、農業用車両が列をなして、反対を表明。ハイテク企業でも技術者がデモ。午後には医療機関のスタッフが、「民主主義なくして健康はない」などとプラカードを上げる。夜からは、エルサレムの首相官邸前でのデモが行われる。
西岸地区での暴動を受け、その西岸地区の担当とされた極右政党のベン・グビル氏や、宗教シオニスト党のスモトリッチ氏への反発は、デモ隊の間で拡大しているとみられる。しかし、与党連立政権は、司法改革法案の前進を止める様子はない。
<石のひとりごと>
西岸地区での暴動は、強硬に動かない政府に対する、強硬過激右派のいわばデモ(というか暴動だが)であり、この司法制度改革反対デモは、左派による大規模なデモである。今の強硬右派ネタニヤフ政権になってから、イスラエルはまさに激動の時代を迎えている。
ここから政府はどこへ向かっていくのか。ネタニヤフ首相は、連立を維持するために強硬右派たちのいうことをどこまで聞き続けるのか、それをやめて政府が崩壊する道を選ぶのか。
イスラエルにとっては何が一番よいことなのか。ネタニヤフ首相、今どんな気持ちでいるのだろうか・・