南レバノンでの作戦中の事故でイスラエル兵4人死亡:停戦後イスラエル軍一部撤退 2024.12.12

IDF

作戦中事故でイスラエル予備役兵4人死亡

ヒズボラとの停戦に入ったイスラエルだが、12月8日(日)午後、イスラエル軍が、南レバノンのラブブネ地域で、ヒズボラのトンネルや武器庫の捜索を行なっていた際、友軍がしかけていた爆弾が事故で爆発し、イスラエル兵(予備役)4人が死亡した。以下の4人である。

エブゲニー・ジネルシャイン少佐(43)、サギ・ヤアコブ・ルビンシュタイン大尉(31)、ベンジャミン・デスタウ・ネゴス第一軍曹(28)、エレス・エフライム軍曹(25)

www.timesofisrael.com/four-troops-killed-in-southern-lebanon-by-accidental-blast-inside-hezbollah-tunnel/

イスラエル軍が南レバノンから一部撤退

破壊された南レバノンvillage of Odaisseh, on December 4, 2024. (Jalaa MAREY / AFP)

イスラエル軍は、11日(水)、ヒズボラとの停戦合意に従って、レバノン南部のヒアムから部隊を撤退させた。

撤退後は、レバノン軍が、UNIFILとの協力で、監視を続ける。

不発弾の除去を行い、安全が確認されるまで、住民にはまだ帰宅しないよう、指示されている。

なお、イスラエル軍が撤退したのはここだけで、他の部隊は引き続き駐留を続けている。停戦の発効は11月27日で、IDFは、それから60日以内に、南レバノンから撤退する。

ヒズボラは、リタニ川まで撤退し、そこから南部にある軍備インフラを解体する予定である。

アメリカのCENTCOM(中央司令部・クリラ陸軍少将)がこれを監視することになっている。

www.timesofisrael.com/idf-confirms-withdrawal-from-southern-lebanons-khiam-in-accordance-with-ceasefire/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。