北部シリア国境アップデート 2014.3.29

先週、北部シリアとの国境に仕掛けられた爆弾でイスラエル軍兵士4人(ニュースによっては3人)が負傷したが、この後、イスラエル軍は、ゴラン高原国境における銃器使用の基準を変更を決めた。

以前は、不審者にはまず威嚇射撃することになっていた。今は、国境に近づく不審者には即発砲可能としている。この変更からわずか1日後の昨日、ゴラン高原のイスラエルとの国境で不振な動きをしていた2人(一人は武装確実)にイスラエル軍が発砲。2人は死亡した。

シリアに関しては23日、トルコが、領空に侵入したとしてシリア軍戦闘機を撃墜。その後、トルコがシリアへ介入する準備をしているとの情報がYouTubeで流れたため、トルコのエルドアン首相がサイトの差し止めを命じた。

ちなみにエルド案首相は、先週、トルコ政府の汚職問題を漏洩したツイッターを一時遮断しようとして、世界中からのブーイングが殺到している。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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