北米から新移民225人到着:24人は医師と医療技術者 2025.8.20

Andy Luterman GPO
New immigrants arrive in Israel on a Nefesh B’Nefesh charter flight, August 20, 2025 (Zev Stub/Times of Israel)

8月20日(火)、北米から新移民225人が、エルアル航空でベン・グリオン空港に到着した。10月7日ハマス襲撃以来、一つの便で到着する、最大人数となった。

この人々を含め、8月中に、北米から1000人が移住する予定で、これも記録突破になる。今年中には4000人が北米から到着予定とのこと。

今回移住した225人の中にはアメリカから来た45家族が含まれており、125人子供である。最年少は9ヶ月の赤ちゃんで、最年長は72歳。24人は医療関係者(医師5人、その他医療関係者19人)である。

この人々は、イスラエルに着陸すると同時に、イスラエル人のIDを受け取った初めてのケースとなった。

今回、225人のアリヤ(移住)を可能にしたのは、イスラエルのアリヤ促進省、イスラエルのユダヤ帰還、カレン・カェメット、アメリカのユダヤ基金と、移住支援組織、ネフェシュ・べ・ネフェシュである。

ネフェシュ・べ・ネフェシュは、主に北米からのユダヤ人のイスラエル移住の準備や手続き、移住後の支援などを目的に2002年に創設された。以来、ユダヤ人9万人をイスラエルに移住させた。定着率は90%である。

イスラエルの移住支援に加え、一人で移住してすぐ従軍する兵士(ローン・ソルジャー)のサポート、イスラエルのさらなる発展のために、世界中の技術系ユダヤ人の移住促進、そして世界のユダヤ人にシオニズム教育も行なっている。

世界で反ユダヤ主義が深まる中、若く、優秀なユダヤ人たちの帰還が増えている。子供の出産も多く、人口は増え続けている。

www.nbn.org.il

www.ynetnews.com/jewish-world/article/bjt18iztex

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。