イスラエルでは、働かず、兵役にもつかず、かつ国の生活保護を受けているユダヤ教超正統派の人数が増えすぎて、国の経済がたちゆかなくなってきている。先週、閣議で、負担平等案(正統派も兵役につくルールなど)が可決された。
その2日後軍服のままメアシャリーム(エルサレムの正統派居住区)の親戚を訪問したユダヤ教正統派兵士が、正統派数十人にに囲まれ、ごみなどを投げつけられた。(親戚の)事務所で私服に着替えたが、超正統派グループは事務所前で「裏切り者」などと叫びつづけたため、警察に助けを求めた。
救出に来た警官隊に正統派グループが金属棒や石、バケツなどをなげつけたため、一時乱闘騒ぎとなった。正統派2人(20代)が逮捕。禁固3年の可能性がある。
超正統派で兵役に応じている者に対する嫌がらせがここ数ヶ月エスカレートしきている。「出て行け」と言われて石を投げつけられたり、家にらくがき、洗濯していた軍服を盗まれるなどの事件が相次いでいる。いやがらせの多くは子供たちがするのだが、大人はだまってみているという。
こうしたユダヤ教超正統派の”熱心党”とエジプトのムスリム同胞団と比べるコメントも登場している。