3日夜8時すぎ、ハイファ沖で、3人のイスラエル軍兵士が搭乗していたヘリコプターが、海に墜落。パイロット2人が死亡。海軍のパトロール要員1人は救出され、病院に搬送された。
墜落が、ハイファ沖1.5キロ地点と、あまりにも港に近かったため、多くの住民が墜落を目撃することとなった。崩壊したヘリコプターの破片もすぐに岸に流れ着いていたという。
墜落したヘリコプターは、アタレフ(25年前の型でコウモリという意味)と呼ばれ、ミサイル艦に離着が可能。作戦に先立って様々な調査を行なったり、災害の際には犠牲者の捜索にあたるヘリだった。
墜落時は、訓練に参加していたとのことで、墜落の原因はまだ不明だが、空軍は、おそらくは、ヘリコプターの不調であり、攻撃ではないとみている。
死亡した2人のパイロットは、エレズ・サチヤニ少佐(38)とハエル・フォーゲル大隊長(27)。ベネット首相とイスラエル軍はただちに追悼を表明した。
家族には2人の死亡が通達されたとのことで、その悲しみは想像を絶する。家族だけでなく、イスラエルにとって、大きすぎる悲しみになっている。