1月1日朝、ガザからテルアビブ方面へ、ロケット弾が2発発射されたが、地上へは着弾せず、テルアビ日沖の海中に落下した。ハマスは、悪天候により、ロケット弾が勝手に発射されたと発表した。
以下、海に着弾した様子
בצה"ל בודקים דיווחים על נפילת רקטה בים במרכז הארץ | תיעוד@hadasgrinberg @ItayBlumental pic.twitter.com/5SNJRRDvCs
— כאן חדשות (@kann_news) January 1, 2022
しかし、ベネット首相は、悪天候かどうかはどうでもよいことであり、天候如きで勝手に発射されえるようなミサイルがあっては困ると反論。イスラエル軍は戦闘機とヘリコプターで、ハマスのロケット弾製造拠点への反撃を実施した。
すると、ガザからは、ヘリコプターに向けて、地対空ミサイルが発射してきたが、外れたため、ヘリコプターは無事だった。
なお、最初のミサイルについては、ハマスではなく、イスラム聖戦によるものと、イスラエルの国内メディアは伝えている。
この少し前、イスラム聖戦に属するパレスチナ人で、イスラエルの刑務所に収監されているヒシャム・アブ・ハワシュが、ハンガーストライクを開始して130日になり、病院へ移送されたというニュースが出ていた。関係があるかどうかは不明。
www.jpost.com/breaking-news/article-690060
ガザからは、3日朝にもマシンガンが、イスラエル側に向けて撃ち込まれたが、被害はなかったとのこと。
www.timesofisrael.com/machine-gun-fire-from-gaza-triggers-alarms-near-border-community/
<不穏なパレスチナ人との関係>
ここしばらくガザ、西岸地区、両方で緊張が続いている。イスラエルは先月、ガザ国境全周囲65キロに、あらゆるセンサーがついた防護壁を完成したと発表していた。
ところが、12月29日、ガザ北部国境から銃撃があり、イスラエル軍の請負で防護壁の工事をしていた市民(33)が、足に破片を受け、軽症を負った。
これを受けて、イスラエル軍はガザのハマス関連地域への反撃を行ったが、この時ガザの農夫3人が負傷し、1人は中等度の傷を負ったとパレスチナ側は訴えていた。
ハマスは、「西岸地区で入植者が暴力を振るい、ガザでは国境を閉鎖しているの中、パレスチナ人が、沈黙を続ける方がおかしい。」と、イスラエルへの攻撃を正当化するコメントを出した。
ハマスが言っているように、西岸地区では、先月、ユダヤ人入植者のディメントマンさんが、違法前哨地でパレスチナ人に殺害されたが、それ以来、過激右派入植者とパレスチナ人、また捜査に入っているイスラエル軍とパレスチナ人の間で、衝突が続いており、死者も出ている。
これについては、先週、ガンツ防衛相とパレスチナ自治政府のアッバス議長が、これ以上のエスカレートがないようにするための会談を行ったところだった。ハマスは、これについても、反発を表明している。