中東のクリスチャンたちは、今年、ISISの出現で、初代教会以上の試練とも言われる残虐な道を通って来た。法王フランシスは、クリスマスの挨拶の中で、シリア、イラクなど中東のクリスチャンを覚え、「皆様の今年のクリスマスは痛みと涙の中にあることでしょう。」と語っている。
法王は、クリスマス直前に、イラクのクリスチャンたちに手紙も出している。BBCは、モスルからヨルダンに逃れたイラク人クリスチャンの礼拝の様子を報じていた。
<シリア・イラクは今どうなっているのか>
アメリカを筆頭とする連合軍が空爆を行い、地上では、クルド人勢力が戦っている。一部の地域で、クルド人勢力が町を解放したというニュースもあるが、ISISは着々と国作りをすすめているようである。
厳しい冬になり、外国から加わったものの、戦いに耐えられなくなって帰国しようとした外国人100人を殺害したなど、残虐なニュースは相変わらずである。
昨日は、ヨルダン軍機がなんらかの原因で墜落(ISISは撃墜を主張)し、ヨルダン人パイロットが捕虜になった。家族は、「同じイスラム教徒なのだから、あわれんで助けてほしい。」と訴えている。
エルサレムポストによると、イスラム国は、考古学的に貴重なモスルの教会などを破壊するとともに、教会内にある重要な考古学的遺産を、コレクターに販売。これまでに2300万ポンド(4306億円)の収入を得たとみられる。
さらに教会を支配して、クリスチャンを拷問する場にしているという。
www.jpost.com/Christian-News/ISIS-is-turning-churches-into-torture-chambers-in-Iraq-and-Syria-385511