リブリン大統領が、14日、韓国を公式訪問した。イスラエルの大統領が韓国を訪問するのは、2010年の故ペレス大統領以来である。今回は、ビジネス関係者を同行しており、目的は両国の貿易促進である。
韓国が独立したのは、イスラエルと同じ1948年。イスラエルとの国交は、1962年からである。現在、両国の間で自由貿易の協定締結交渉が最終段階にある。
韓国は、アジアで最初に直航便を実現し、サムソンは、アジアで最初に、イスラエルにR&D(研究開発)センターを置いた会社である。韓国はまた、宇宙科学においても、早くからイスラエルとの共同研究を行っている。
*イスラエルのR&D
スタートアップとよばれるイノベーションの国イスラエルでは、先端技術が多く開発され、毎年1000社近くが起業している。ここに世界の投資が集まるのだが、2016年には、それまでの最高投資額48億ドルを記録している。
企業とその技術を買収した会社は、そのままイスラエルにR&Dを設置する会社が多く、現在イスラエルには、グーグル、IBM,マイクロソフト、ソニーなど300社以上のR&Dが存在している。イスラエル、特にテルアビブは、まさにイノベーションのハブである。
イスラエルは、厳しい外交、防衛、ボイコット運動など、常に困難に直面しているが、ビジネスの世界では、そういうこととは無関係に、イスラエルへの投資が続けられている。
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