毎週毎週、人が死んでいる。西岸地区ラマラ近郊で、イスラエル軍司令官が乗っていたジープにパレスチナ人モハンマド・アル・クスベ(17)が投石してきたため発砲。後にラマラの病院で死亡した。
イスラエル軍は、威嚇射撃に応じなかったため、発砲したと言っているが、病院側は、モハンマドは、神殿の丘へ行くため分離壁をよじのぼっているところ、射殺されたと主張している。
西岸地区では、先日、ナブルスでハマス40人が逮捕されたが、その後、パレスチナ自治政府が続けてハマスの逮捕を続けている。ハマスが大きなテロを西岸地区からイスラエルにむけて計画していたもようで、逮捕者はすでに100人になっているという。
ガザで求心力が落ちているハマスは、今イスラエルに対する強さを表明したいのだが、ガザからイスラエルを攻撃するとイスラエルから報復される。そのため、攻撃拠点を西岸地区へ写し、そこからの攻撃を計画している可能性があると中東専門のウリ・ロゼット博士は語る。
しかし、もし本当にハマスが西岸地区から大規模テロを決行したら、今度は西岸地区へイスラエルの攻撃がむくと思われるため、パレスチナ自治政府としてもそれは阻止したいのだろう。
この他、金曜には、エルサレムから西岸地区へ続く国道60号線で、トラックと乗用車2台を巻き込む事故が発生し、パレスチナ人4人が死亡した。負傷者も6人。
また、東エルサレムでは木曜、昨年、過激なユダヤ人に、パレスチナ人のアブクデール少年(17)生きたまま焼き殺された事件を記念するデモが行われた。デモでは、路線電車に投石するなどもあったが、負傷者はなかった。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4675812,00.html
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