イスラエルでは、18日、「トーラーのプリンス」と呼ばれ、相当な影響力を持つラビ・ハイム・カニエフスキー(94)が死亡。
20日、海岸に近いテルアビブ郊外のブネイ・ブラックで葬儀が行われ、50万から75万人が町の通りを文字通りぎっしり埋め尽くすこととなった。ベネット首相、ラピード外相、ガンツ防衛相もそれぞれ、ラビへの敬意と遺憾を表明した。
海岸に近い南北をつなぐ幹線道路4号線は、ブネイ・ブラックを通過しているため、一時、閉鎖された。この規模の葬儀は、2013年に、エルサレムで行われたチーフラビ・オバディア・ヨセフの葬儀で80万人が通りを埋め尽くした時以来である。
2021年、メロン山では、群衆となった超正統派たちの宗教行事で45人が死亡するという事故が発生している。警察は、今回も将棋だおしが懸念されるとして、前日から警告を出すとともに、当日は、警官3000人を出して、警備にあたらせた。
警察のビデオでは、拡声器で「危ないので、前に進まないようにお願いします!」と叫んでいる。霊柩車の周囲は、警察ががっちり守っているのがわかる。
しかし、ラビ・カニエフスキーが埋葬される墓地へは、警察の検問を破って駆け込む人々の様子もみられている。幸い、死者はなかったが、50人が負傷し、4人が病院へ搬送された。
אלפים פרצו מחסום משטרה ונכנסו לבית העלמין להיפרד מהרב קנייבסקי ז"ל 😧😧😧😧😧😩😩😩😩😩😩😰😰😰😰😰😰😰😰😰😬😬😬 pic.twitter.com/I5XO8DI26B
— israel lives matter 🙂🙂🙂🙂 (@Skay53867153) March 20, 2022
ラビ・カニエフスキーは、ユダヤ教超正統派の中でも、リトアニア系でタルムードの研究で著名なラビ一家の末裔である。学者であり、霊的指導者であった。
最近ではコロナ対策で、その鶴の一声で、最善の感染予防は、人を重んじることだと医療的見解とは違うことを述べたところ、人々が医療関係者の言うことを軽んじてしまい、ブネイ・ブラックでの感染が他地域より悪化する事態となった。
この時、保健省は、ラビ・カニエフスキーを訪問し、医療の方針に従うよう皆に指示してほしいと依頼。ラビはこれを受け入れて、医療に従うよう指示している。
なお、後継者と目されるラビ・ゲルション・エデルステインは98歳。失礼ながら、次なる大規模葬儀は、何年も先ではないかもしれない。