エジプトの政変で、7月3日からエジプト軍に身柄を拘束されているムルシ元大統領。拘束の理由がないとの批判を避けるためか、エジプト軍は大統領の罪状を捜査していた。
今日、エジプト軍は、ムルシ氏が、まだカイロの刑務所にいた2011年、ガザのハマスと共謀して刑務所を襲撃させ、自身とハマスの囚人多数を武力解放した疑いで、15日間の事情聴取と称して逮捕した。
エジプト軍のシジ総司令官は、本日金曜日、イスラムの礼拝後、大きなデモを行い、ムルシ大統領とムスリム同胞団をさらに追いつめるよう指示をだした。
一方、親ムルシ派も今夜、同じカイロで対抗デモを行うことになっており、26日午後、群衆が再びタハリル広場に集まり始めている。
エジプト軍は、対抗デモ勢力に対し、暴力が発生した場合は暴力で押さえ込むと警告しており、今夜、暴力的な衝突になるのではないかと懸念されている。
さらにシナイ半島でも、今夜、イスラム主義勢力がエジプト軍を攻撃するとの警告があり、警戒態勢となっている。イスラエルは、シナイ半島の情勢に目を光らせているようである。
<ハマス窮地?>
ハマスはムスリム同胞団から生まれたパレスチナ・テロ組織である。エジプト軍は、ハマスの地下密輸トンネルの大部分を破壊した。そのため、エジプトからガザへ物資が入らなくなっている。
さらに、ガザ地区の地下水が汚染されており、数年後には人間が住める場所ではなくなる可能性もあるという。ガザ地区のハマスが追いつめられ、エジプト軍に戦いを挑む可能性は十分ありうる。