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新型コロナ封じ込め順調
イスラエルでは、経済・社会活動の再開が進められているが、新たな感染の波は発生していない。昨日日曜の新たな感染者は24人(PCR検査約3000件)。死者は5人で、計252人となった。重症者は74人でこのうち65人が、人工呼吸器に依存している。
回復する人も日々増やされているため、現在、新型コロナ感染症として、病院、ホテル、自宅待機にいる人の合計は4795人まで下がった。イスラエルのニュースでは、病院が、「コロナ専門病棟」と書かれたサインを取り下ろす様子も報じられている。
www.timesofisrael.com/five-new-deaths-take-israels-toll-to-252-amid-sharp-drop-in-virus-testing/
入国者の隔離緩和とベン・グリオン空港の現状
イスラエルは、現在、イスラエル人、外国人にかかわらず、入国の際に政府監視下のホテルで2週間隔離することになっている。この規制について、イスラエル人については、10日深夜より、自宅での自主隔離に緩和すると発表した。
イスラエル人が帰国した場合、また、イスラエルに拠点があることを証明できる外国人が入国した場合、空港から自宅への移動は、タクシー以外の公共交通機関は使用禁止で、破った場合は罰金が科された上で、定められたホテルで2週間の隔離とされる。
また、海外で立ち往生になったままになっているイスラエル人の送還もすすめるとして、600万シェケル(1億8000万円)を計上した。
フライトの再開については、ブリティッシュエアなどが、6月からの乗り入れ開始の予定だが、まだ明確でない。
なお、現在、たとえば、5月11日にベン・グリオン空港に海外から乗り入れるフライトは3便。ユナイテッドがニューアークから。イスラエルエアが、ローマから。エルアルがパリ、ロンドン経由で到着する。
www.iaa.gov.il/en-US/airports/bengurion/Pages/OnlineFlights.aspx?mode=out
出発は、上記到着便が、同じ経路で帰っていくのに加えて、エチオピア航空とエルアル航空がそれぞれアジスアベバに向かう。
国内分は、南部ラモン(エイラット空港)へ向かって戻る便が2便予定されている。海外への移動は、半年から1年はかかると予想され、国内でバケーションを楽しむ人が増えるのではとみられている。
バスステーション・ビーチは満員で”蜜”状態
先週、兵士の公共バス利用が解禁になったことで、週末明け日曜朝、各地の中央バスステーションでは、任地へ戻る兵士たちで、ごったがえし、完全に”蜜”状態となった。これは、乗客の感覚を開けるために一台(60人乗りバス)に20人しか乗れないという制限があったために、長い列ができたからである。
週末には、1万5000人が、国立公園や公園(遊具をつかてはいけないなどの制限あり)を訪問し、エルアビブのビーチは、いつものような混雑ぶりであった。
こうした状況について、保健省のイタマル・グロット長官は、来週になれば、制限緩和の結果が明らかになってくると述べた。