www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Terrorist-shot-dead-after-stabbing-IDF-soldier-in-Hebron-399151
土曜日夕方、ヘブロンのマクペラの洞窟前で、パレスチナ人(20)が、警備にあたっていた国境警備の警察官の頭や胸を刺すというテロが発生した。テロリストは、別の警察官にその場で射殺されて死亡。被害にあった警察官は、病院に搬送され、中等度の負傷となっている。
一方、東エルサレムでは、金曜夜に、オリーブ山周辺のアトゥル付近の検問所で、パレスチナ人アブ・ラナン(16)が、大きな肉切り包丁を掲げて国境警備隊員を襲ってきたため、射殺された。
翌日土曜は、ユダヤ人入植地マアレイ・アドミムを狙っていたとみられるテロリストの摘発が行われた。赤新月社(パレスチナ自治政府の救急隊)によると、その時にもテロを準備していたとみられるパレスチナ人が射殺された。
すぐに遺体を戻すと暴動になるため、警察は、まだ遺体を家族に返していない。葬儀も参列は20人以下との条件とつけている。これを受けて、アトゥルのモスクでは、土曜午後、アトゥルで、20人ほどが、警察に投石、タイヤを燃やすなどの暴動を起こした。
<門戸をあける!?イスラエル>www.jpost.com/Arab-Israeli-Conflict/Palestinian-Restrictions-Eased-with-New-Permissions-399112
金曜、イスラエルは、オスロ合意以来はじめて、パレスチナ自治政府の警察官が、東エルサレムの警備にあたることを許可した。パレスチナ人の制服警官が、東エルサレムの2つのパレスチナ地域で警備にあたっている。
また、イスラエルは、条件つきだが、パレスチナナンバーの車が、エルサレム市内へ入ることへの規制緩和を実施する方針を決めた。その最初として、パレスチナ人医師100人が、西エルサレムの病院での仕事に行く際、パレスチナナンバーの自分の車で行くことができるようになった。
イスラエルでの登録者は黄色ナンバーで、パレスチナ登録は緑である。実際にパレスチナナンバーのままで走った場合、テロリストと間違われたり、事情を把握していない警察官に止められるなどの問題も発生している。
しかしフィラス・エリヤン医師は、「それでも自分の車で移動できるのは助かる。イスラエルに感謝する。」と言っている。
あまり知られていないが、イスラエルは、状況さえ赦すならすぐにでも検問所の閉鎖を解く傾向にある。警備には資金も人的資源もかなり使うからである。テロさえなければ、イスラエルは検問所を適宜排除していくだろう。その点、パレスチナ人にもわかってほしいところである。