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ブリンケン米国務長官4回目来訪:イスラエルは休戦受け入れず
アメリカのブリンケン国務長官が昨日、イスラエルに到着した。10月7日以降、4回目になる。ブリンケン国務長官は、ネタニヤフ首相と会談。
ガザ国境での壮絶なテロ現場の様子のビデオを見た後、テルアビブでのイスラエルの戦時下閣議に出席。その後ヘルツォグ大統領とも会談した。
ブリンケン国務長官は、予想された通り、人道的一
時的戦闘休止を提案したが、ネタニヤフ首相は、イスラエルが人質返還のない休戦は認めないとの意向を明確に伝えた。
その後の記者会見で、アメリカは、イスラエルには自衛の権利というよりは、その義務があることをアメリカは認めていることを強調。
そのための支援も行っていると述べた。また、10月7日に行われた虐殺は、我々の想像を超えるとして、その一部を紹介して、スピーチを開始した。
ブリンケン国務長官は、今大事なこととして①戦争の拡大を防ぐ ②パレスチナ民間人を保護する、③人道支援の具体的なプロセスの構築を上げた。最終的にはハマスを殲滅する必要を上げ、さらに最終的には、パレスチナ人も国を持つ二国家を実現させることで、継続した安定を実現する以外に道はないと述べた。
ブリンケン国務長官は、今人道支援を遅らせた場合、憎しみが残り、将来の平和な共存が脅かされると、アドバイスするとの立場で語った。
ブリンケン国務長官は、ハマス殲滅の後、イスラエルはガザを占領する気がないことは認識しているとし、地域諸国との話し合いを進めると語った。ブリンケン国務長官は、本日、ヨルダンで、関係外相とのサミットに向かう。
テルアビブで人質返還を訴えるデモ:ブリンケン国務長官にアピール
ブリンケン国務長官が4回目訪問したのに合わせて、テルアビブでは、数千人が、人質解放を訴えるデモが行なった。
石のひとりごと
ブリンケン国務長官はユダヤ人である。イスラエルの苦悩や立場には同調しているだろう。同時にアメリカという大国の正義もまもらなければならない。
ブリンケン氏の言葉とその目に、イスラエルへの誠実とアメリカへの誠実の苦悩を感じさせられる。
メディアはどう評価するかはわからないが、筆者は、同氏が真にイスラエルの友であると感じるところである。個人的観点だが。