ヒズボラのナスララ党首:豪語するが実行予定はない!?2023.11.4

rally in Beirut, Lebanon, Friday, Nov. 3, 2023 (AP Photo/Hussein Malla)

ブリンケン国務長官がイスラエルに到着したその日、ヒズボラのナスララ投手が、10月7日以来、初となる声明を発表した。

10月7日以降に発生した北部国境での衝突で、ヒズボラ56人、パレスチナ人過激派8人、ロイターのジャーナリスト1人が死亡している。一方、イスラエル側も、兵士6人が死亡。民間人1人が死亡している。

こうした中、ヒズボラは、イスラエルにむけて15万発ものミサイルを準備済みで、もし本格的にイスラエルと戦闘になれば、シリア、イランなど中東全体を巻き込む戦争に発展していくとことになる。

一方、イスラエルも、ヒズボラが本格的に攻撃してきた場合は、相当な反撃をすることになり、イスラエルがいうには、レバノンの国がなくなるほどの事態になる可能性がある。世界はナスララ党首の声明に注目していた。

結論から言うと、戦争拡大への脅迫は十分しているが、本当にそうなるかどうかは、明言していないと、イスラエルのメディアは見ている。

www.timesofisrael.com/in-much-hyped-speech-nasrallah-makes-threats-but-does-not-commit-to-broader-war/

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。