祈り要請があった日系イスラエル人の負傷兵Kさんの父親がFBに報告したところによると、Kさんは、麻酔から覚醒。意識をとりもどして、家族とコミュニケーションもとれるようになり、人々からの手紙やメッセージも自分で読んだとのこと。
抜管して呼吸器からも離脱したとみえ、すでに車椅子?で外に出たとのこと。同僚の兵士たちが面会に来て、涙の再会を果たした。
またこの時、ガザでKさんと同時に負傷し、Kさんが自分よりもその兵士を先にケアするよう言った、重傷の兵士もICUから出ることができたらしく、外に出たKさんのところに来て面会することができた。父親は感動し、2つの奇跡の面会だったと書いている。
父親は、続けてKさんたちが、二次障害を起こさず、完全な回復にまで徐々に進んで、同僚たちとも皆で安息日を祝う日を楽しみにしていると書いている。また、サポートしてくださった人々すべてに十分な感謝のことばもないと書いている。
*イスラエル負傷兵の現状
10月7日以来、ガザとその周辺で負傷して国防省のリハビリセンターで治療を受けている兵士の数は、データとしては少し古いが、6月の時点で8663人。それ以前の戦争で負傷してここで治療を受けている兵士も加えると7万人になったと報告されていた。
ガザでの戦争が始まってから、毎月1000人以上がこのセンターでの治療を受けるようになっているとのことなので、単純計算でも負傷兵は、もう1万人を軽く超えているとみられる。
なお、負傷兵として認められる兵士のうち35%は、PTCDなどメンタルにおける問題だという。ケアの方が間に合わないので、PTCDに特化したカウンセラーの育成や、リハビリ目的の農場9ヶ所を設立。セラピスト400人が、モバイルによる経過観察や、PTCDの人のためのガイドアプリも立ち上げられたとのこと。