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イスラエルでは、戦時中ではあるが、ハイファ、ナザレ、テルアビブ、エルサレムと各地で、クリスマスのイベントが行われた。ハイファとエルサレムの様子をお伝えする。
3宗教共存の町ハイファ
ヒズボラとの停戦に入ったことで、北部にもミサイルが飛んで来なくなり、イスラエル第三の都市、ハイファでは、ビジネスが回復し始めている。
そのハイファは、ユダヤ人、クリスチャン、イスラムのアラブ人が共存する都市である。また、クリスマスとユダヤ教のハヌカが、同じような時期にやってくることから、毎年、12月に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教すべてを祝う行事が行われている。
今年は、12月18日(水)から、毎年恒例の冬の祭典が始まった。ユダヤ教のメノラー(ハヌカに使う9枝のろうそく台)、キリスト教のクリスマスツリー、イスラム教の半月モスク、バハイ教建物のライティングと、クリスマスマーケットが行われている。
エルサレム:旧市街は寂しいクリスマス
イスラエルはユダヤ教の国であることから、エルサレムでは、西側でもクリスマスを意識した様子はほとんどない。しかし、YMCAでは、12月1日から、クリスマスツリーが飾られ、その点灯式が行われ、クリスマスマーケットも行われた。
東側のエルサレム旧市街では、クリスチャン地区で、一部の店舗が、クリスマスグッズを売るなどしていたが、戦争中ということで、マーケットは昨年に続いてキャンセルされた。こちらは、今年も寂しいクリスマスとなった。
しかし、ヤッフォ門に近いプロテスタントのクライストチャーチでは、伝統的なイベントが行われたとのこと。
この他、ナザレでイベントが行われ、テルアビブでも、ヤッフォでクリスマスツリーが登場していた。