1)ハマスの新リーダー誕生
ガザ地区のハマスは、新しいハマス憲章を発表したと前回お伝えしたが、続いて、ハマスをまとめあげる新しいリーダーを選出したと発表した。
これまで政治部門リーダーとして、主にガザの外で外交活動を行ってきたカリッド・マシャアルが退任するのを受けて、長くガザ地区内部で軍事部リーダーであったイシュマエル・ハニエ(54)が、マシャアルの責任を引き継ぐことになったという。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4958193,00.html
ガザ地区では、2月、ガザ地区のリーダーとして、ヤッヒャ・シンワルを選出している。シンワルは、ギラッド・シャリート兵士との交換でハマスに返された約1000人のテロリストの中でも最もシニアの人物で、過激度も高いとみられる。
ハニエは、そのシンワルの上に立ち、ハマス全体のリーダーということになる。両指導者がともにガザ地区にいることから、今後軍事的な決断がしやすくなる可能性があるとの分析がある。
ややこしいが、ハマスにはもう3人指導者がいる。
イスラエル刑務所服役ハマスメンバーのリーダーは、終身刑を36回も受けているモハンマド・アルマン(42)と、西岸地区ハマスのリーダー、ガザ外海外ハマスのリーダーで、後者2人のIDは伏せられている。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4958354,00.html
2)断食中のバルグーティ(ファタハ):密かにクッキーを食す!?
イスラエルの刑務所でパレスチナ囚人たちが断食によるストライキを行っているが、これまでにすでに多くが脱落している。
さらに、7日、イスラエルが、今回のハンストを指導しているマルワン・バルグーティが、密かにクッキーやスナックを食べているところとする映像を、世界にむけて公開した。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/229255
国内治安担当のギラッド・エルダン氏は、「パレスチナ囚人たちは、イスラエルの刑務所は非人道的だと訴えているが、その訴えはまったくの嘘である。イスラエルの刑務所は国際的な基準に合致している。
バルグーティは、このハンストで、パレスチナ囚人の待遇改善を目指しているのではなく、自分の政治的な立場を高め、アッバス議長の座をねらっているだけだ。」と訴えた。
これに対し、バルグーティの妻は、このビデオは、イスラエルのでっちあげたと訴えている。