パレスチナ少年の葬儀に備える治安部隊 2014.7.3

今日午後、遺体(焼死体)で発見されたムハンマド・アブ・クダールさん(16)の葬儀が東エルサレムで行われる。治安部隊は、新たな暴動に備えてハイレベルに警戒している。

現在午後1時半(日本時間19時半)。警察が遺体を家族にまだ返していないため、葬儀が遅れているという情報がある。

<市民レベルでの憎しみへ>

イスラエルではFacebookに「イスラエル人は復讐を求める」とするグループができ、すでに3万5000を超えるLikes となっている。ページには、ごく普通の人々が笑顔で「イスラエル人は復讐を求める。」と表示した写真をアップしている。

一方、パレスチナ人人権保護団体のバッサム・アイド氏によると、パレスチナ人は、3人のユダヤ人少年の誘拐には、非難する立場だった。しかし、イスラエル軍が大規模に西岸地区での一斉捜査をやりはじめてから、パレスチナ世論が一気に反イスラエルになったという。

双方の憎しみが、一般大衆のレベルにまで及んでいるようである。

報復を求めるユダヤ人のデモ(7/1) https://www.youtube.com/watch?v=QhCQVkwMis8

東エルサレムのパレスチナ人の暴動(7/2) www.youtube.com/watch?v=hpK5iPmLrjg

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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