30日朝、ヘブロン近郊のユダヤ人入植地キリアット・アルバに、パレスチナ人1人が、防護壁をよじのぼって侵入。一般家屋に忍び込んで、寝室で寝ていたヒレル・ヤッファ・アリエルさん(13)をナイフで何度も刺して重傷を負わせた。
アリエルさんはエルサレム市内の病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4822376,00.html
また地域のラジオ放送で、テロリストの侵入を聞いてかけつけた市民セキュリティのイェホシュア・ギルボアさん(31)が、犯人と格闘。自らも刺されたが、犯人をその場で射殺した。
イエホシュアさんの妻シュロミットさんは、ボランティア救急隊員で、夜勤を終えてキリアット・アルバの自宅に帰宅し、寝ようとしたところだったが、夫が出て行ったあと救急車の音がしたので、行って救急車を止めてみると、搬送されていたのが自分の夫だったという。
イェホシュアさんは、意識があるが目を負傷しており、重傷。妻のシュロミットさんは、夫の目が回復するよう祈ってほしいとアルーツ7に語っている。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/214310#.V3UTqKUWnA8
犠牲になったアリエルさんの父親によると、アリエルさんはダンサーを目指していたという。昨夜もパフォーマンスをしてきたところだった。母親は記者会見で怒りを述べる父親の横でただ泣くばかりである。アリエルさんは今日の夕方には埋葬されることになっている。
www.israelnationalnews.com/News/News.aspx/214319#.V3Ul-KUWnA8
<テロリストに感化された17才パレスチナ人>
この事件のテロリストは、西岸地区ナブルス近郊の村、バニ・ナイムに住むパレスチナ人、モハンマド・タライラ(17)だった。*メディアによっては19才
モハンマドは、先週金曜、キリアット・アルバでイスラエル兵にむかって車でつっこみ、撃たれて死亡した同じ村出身の女性テロリスト(18)をほめたたえる書き込みをフェイスブックに残していた。
またタライラの親類、ユスフ・タライラ(18)も、今年3月、キリアット・アルバで仲間2人とともに、イスラエル兵を襲って、逆に射殺された1人だった。
モハンマドは、土曜、「死ぬことは正しい。死ぬ権利を要求する。」と、”殉教者”になる思いを投稿していた。
イスラエル軍は、モハンマド・タライラの実家に強制捜査に入った上、出身の村、バニ・ナイムを封鎖しているもよう。
イスラエル政府は、緊急の治安閣議を開いて対策を検討。タライラの家族のイスラエル領内での労働許可を剥奪した。
<ラマラで左派ユダヤ人9人襲われる>
29日夜、ラマラのパレスチナ人有力者が、左派のユダヤ人らを、ラマダンの断食明けの食事に招くというイベントに参加するため、ラマラに入ったイスラエルのユダヤ人9人の車が、パレスチナ人の若者らに火炎瓶を投げられるなどして襲われた。
8人はエルサレムとの境のカランディア検問所から脱出したが、もう1人は、1人は1時間後ぐらいに、パレスチナ自治警察に保護され、イスラエル側へ引き渡された。全員無事。
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<石のひとりごと>
ラマダンに入ってから、神殿の丘では、パレスチナ人が治安部隊やユダヤ人を襲い、今度は13才の子供が、子供部屋で刺し殺されるという悲惨なテロ事件が発生した。ラマラでは、パレスチナよりの左派ユダヤ人も襲われた。
ラマダンで、よりアラーに近づくことにより、人がより暴力的になるということは、アラーが平和の神ではないということの証ではないのかと思わされる。今年のラマダンが終わるのは7月5日。明日はラマダン最後の金曜日である。
明日とあと1週間、油断せずにとりなしを!またいきなり元気だった13才の娘を失った両親を覚えてとりなしを!