バラク国防相:イスラエルがシリア国内へ軍事介入の可能性を示唆 2012.7.21

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ゴラン高原から見えるシリアの町(2010年12月)
バラク国防相は、昨日ゴラン高原を視察。「1キロ先のシリアの町に戦火が見える。銃撃戦の音も聞こえる。その200メートル南に国連(UNDOF)がいる。800メートル西に(イスラエルとの)国境のフェンスがある。だんだん近づいてきている。アサド政権の崩壊は現実問題だ。」と語った。

その後、イスラエル国営放送チャンネル10でのインタビューで「アサド政権が崩壊した後には、シリア国内が完全な無法地帯になる。その時にはイスラエルは全力をあげて諜報活動を行う。

もし化学兵器などの危険な武器が、ヒズボラに引き渡されるような場合は、武力を用いてでもそれを阻止する」とイスラエルによるシリアへの軍事介入の可能性を示唆した。

*ヒズボラは、エルサレムやテルアビブを射程に入れたミサイルを確保している。ヒズボラが化学兵器まで持つことは非常に危険。

<国連シリア監視団>

20日期限切れとなった国連シリア監視団だが、安保理はその活動を30日延長することを決めた。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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