10日に大統領に就任する予定のバイデン氏。しばらくは、コロナ対策に追われそうである。アメリカのコロナ感染はカオス状況になっている。
新型コロナによる死者は、世界で200万人を超えたが、このうち40万人がアメリカ人である。アメリカでは死者が急増しており、20万人から30万人になるまで3ヶ月であったが、30万人から40万人を超えるまで1ヶ月ほどしかかかっていない。
今やアメリカでは、毎日3000人から4000人が死亡している。これは1000人に1人がコロナで死亡している計算になる。死者の数があまりにも多いので、葬儀が間に合わず、葬儀屋の前に設置した冷蔵車で、遺体が葬儀まちになっているという。
www.washingtonpost.com/graphics/2021/national/400000-deaths-coronavirus-us/
<バイデン次期大統領コロナ対策と”一致”へのメッセージ>
バイデン次期大統領は、14日、国民に向かってコロナ対策に関するメッセージを発表した。コロナとの戦いにおいて、ともにこの戦いを戦おうと「一致」を呼びかけている。
バイデン次期大統領は、アメリカはワクチンを世界に供給しているのもかかわらず、国内のコロナ対策は失敗していると語る。システムが非効率的であるために、ワクチンが冷蔵庫で使われないままになっているとことがあると指摘する。
このため、全国にワクチン接種のセンターを立ち上げて、優先者からはじめ、就任後100日の間に、1億回の接種を実現するという。また、移動クリニックを立ち上げて医療体制を整える他、経済支援にあてるという。民主党らしく、収入格差に言及し、公正であることを協調している。また、弱者を擁護するメッセージを発し、一人当たり1400ドル(15万円)を支給するとも言っている。これらの政策に1兆9000億ドル(約200兆円)をかけるとのこと。
jp.reuters.com/article/usa-biden-stimulus-idJPKBN29J2U0
どこからその資金を調達するかは不明だが、今、アメリカでは、上院下院とも民主党なので、大統領の意見や考えはすんなり通る可能性もある。
バイデン次期大統領のメッセージは、これが実現するかどうかは不明ではあるが、コロナ対策の方向性が具体的に述べられている。しかも、原稿を読み上げているのではなく、まさに人々に語りかけている。この呼びかけの中で、特に皆が、協力してマスクをつけることを訴えている。日本でも、人々が協力できるように、こうした方向の示唆を含むメッセージが必要だろう。
<石のひとりごと>
これはひょっとして・・・というレベルのひとりごとだが、エルサレムに米大使館を移動させるなど、イスラエルととも立つことが多かったトランプ大統領や、教会が大きなチャレンジに直面している様子からは、「エルサレムをかつぐものはひどく傷を受ける。」という聖書の一節(ゼカリヤ書12:3)を思わせるものがある。
もしこれが霊的な戦いの側面があるとすれば、もしかしたら、バイデン次期大統領は、本当にアメリカのコロナ対策をうまくやってのけるかもしれない。それによって、ますます世界が、国際協調にむかい、最終的には、黙示録が示している世界統一政府などとうことにもなっていくかもしれない。
単に石のひとりごとだが。。。