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バイデン大統領:第三勢力に釘刺す
イスラエル国内での惨殺の様子が報じられた後、バイデン大統領は、ホワイトハウスからメッセージを発表した。バイデン大統領は、世界に真の悪が現れたと述べた、ハマスをするどく批判した。
ハマスは、イスラエル市民を、子供やホロコーストサバイバーにいたるまで残虐に殺している。アメリカ人も14人が死んだと述べ、明らかにテロだとして、アメリカは、明確にイスラエルと共に立つと宣言した。
また、名指しはしなかったが、第三勢力(ヒズボラ、イランなど)対し、手を出すべきでないと釘をさした。
口だけでなく、アメリカは、空母をイスラエル付近へ移動を始めた他、すでに第一陣となる、アメリカ製の最新兵器がイスラエルに届いたとのこと。
国連安保理:ここでも欧米と中露のみぞ
ハマスの大規模なイスラエルへの攻撃を受けて、8日、国連安保理が開催された。イスラエルのエルダン国連大使は、開催前に、ハマスの捕虜になっているイスラエル人の残酷な写真を見せて、「これは戦争犯罪だ」と訴えた。
するとパレスチナ自治政府のマンスール特使は、ハマスとはライバルでありながら、「イスラエルの軍事政権を終わらせる必要がある」と訴えた。
安保理のセッションは非公開であったが、大部分の国が、ハマスの行為を非難したにもかかわらず、行動に移すための全会一致にはならなかった。
ロシアは、「ただちに戦闘をやめて交渉をすることを求める。この交渉は長年終わっていないのだが。」と述べ、ハマスを非難しなかった。中国もこれに続いた形である。
これだけ残虐な犯罪行為が、イスラエル人だけでなく、世界の国々の人々にまで行われているのに、それでも、今回も安保理はそれでも何もできないということである。
国際社会の反応:自国民の捕虜をどうするのか
今ハマスに攻撃されているのは、イスラエルだが、死者やガザへ拉致された人々の中には、外国人も多数含まれている。Times of Israelによる最新の人数は以下の通り。各国は、まずは、どうやって自国民を取り戻すかに頭を抱えており、法律的にこれを訴えようとする動きがある。
しかし、相手は、なにせテロ組織なので、畑違いかもしれない。イスラエルは、国の存続にかけてハマスを撃滅すると考えている。捕虜に犠牲者が出た場合、ここからも、世界でのあらたな反イスラエルの種になっていくかもしれない。
(欧米)
アメリカ:14人死亡(捕虜として殺された人含む)
フランス:8人死亡、20人不明
ドイツ:複数人不明捕虜(犠牲女性1人の残虐な写真報道)
イギリス:17人死亡
カナダ:1人死亡 3人不明
イタリア:2人不明
アイルランド:1人不明
オーストリア:3人不明
(ロシア)
ロシア:4人死亡 6人不明
ウクライナ:2人死亡
(アジア)
タイ:18人死亡(捕虜11人)*被害地域から5000人救出済み
ネパール:10人死亡、4人負傷して入院
アルゼンチン:7人死亡 15人不明
カンボジア:1人死亡
フィリピン:5人不明
スリランカ:2人不明
(南米など)
チリ:3人死亡、1人不明
ペルー:2人死亡、3人不明
ブラジル:1人死亡 3人不明
パラグアイ:2人不明
メキシコ:2人捕虜
コロンビア:2人捕虜
タンザニア:2人不明
www.timesofisrael.com/foreigners-from-across-the-globe-killed-missing-or-abducted-in-hamas-massacre/