金曜夜から始まったガザとイスラエルの軍事衝突は、イスラエル市民4人が負傷したことから、戦火の拡大が懸念されたが、エジプトと複数の国々の仲介により、ハマスとイスラム聖戦が停戦を宣言。土曜午後11時現在(日本時間朝5時)、一応の静けさが戻っている。
ハマスとイスラム聖戦は、イスラエルの空爆が衝突の原因だと主張したとのことだが、エジプトが、「イスラエルは、容赦なくエスカレートさせる用意をしているから、もし戦火の拡大を望まないなら、ガザの方が先に攻撃を停止しなければならない。」と説得したもようである。
イスラエル軍によると、攻撃が始まってからの24時間で、イスラエルに発射されたロケット弾や迫撃砲は約160発(100発は土曜午後3時以降)。アイアンドームが約30発を撃墜し、その他は、空き地や道路などに着弾した。
スデロットでは、ロケット弾の破片が家屋に飛び込み、中にいたイスラエル人家族4人が負傷(軽傷から中東度)。続いてシナゴーグの建物も被害を受けたが、当時だれもいなかったため負傷者はなかった。
www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5309726,00.html
ガザでは、死者は2人(15歳、16歳)で、負傷者は12人。イスラエル軍による空爆は40箇所と、規模は大きかったが、ターゲットが、ハマスの放火凧関連指令部や、訓練場などの施設であったことと、周辺住民には攻撃の忠告を出していたことから、人的被害が以前より少なかったとみられる。
www.aljazeera.com/news/2018/07/smoke-rises-gaza-israeli-military-renews-bombing-180714112426621.html
イスラエル政府は、日曜、今後の対策を協議することになっている。