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ハマスがエジプトとカタールの仲介案受け入れを表明:イスラエルは?

イスラエルのガザ市への戦闘が迫る中、エジプトでは、エジプトとカタール、またパレスチナ自治政府も共に、ハマスに停戦・人質解放の妥協案の交渉を行なっていた。
ハマスは8月18日(月)、エジプトとカタールが推していた停戦人質案に合意するとの返答を伝えた。
その案とは、60日の停戦とその間に人質生存者10人と遺体180人を返還し、イスラエルは代わりにパレスチナ人囚人150人を解放する。国境緩衝地帯(1~1.2Km)にイスラエル軍が駐留することを認める。
この60日の間に、残りの人質解放と、恒久的な停戦に向けた話し合いをする。アメリカのウィトコフ特使が最後に出していた案に98%近いものとされる。
ハマスは、イスラエル軍が駐留する範囲は国境から800mまでと主張していたが、今は微妙に800m〜1kmに緩和したほか、解放するパレスチナ囚人の数も減らしている。
こうした動きについて、ネタニヤフ首相、カッツ国防相は、イスラエルの強硬な姿勢の影響だと語っている。
しかし、ネタニヤフ首相は、人質全員解放、ハマス武装解除、ガザ非武装化という原則を変えることはないとして、ガザでの攻撃準備は進めている。
一方で、同時にこの申し出を完全に締め出す声明も出しておらず、今後どう出るのか、注目されている。
人質解放交渉訴える国民スト・デモは24日(日)2回目を呼びかけ

8月17日(日)に全国で行われた、ガザ攻撃をやめ、人質解放交渉を求めるストとデモには、テルアビブだけで50万人、全国では100万人が参加したと推測されている。
これは10月7日以来、最大のデモとなった。
その後ハマスが、交渉に応じようとしている中、人質家族フォーラムは、次の日曜、24日に全国レベルのストとデモの2回目を呼びかけた。
