イスラエルでは、内閣がたちあがらないまま17ヶ月になっていたが、最終的に、リブリン大統領が、国会に首相になるべき人物を決めるようにと指示を出していた。これを受けて、ネタニヤフ首相とガンツ氏がぎりぎりの交渉を行い、統一政権にむけて協力することで、むりやりではあるが合意に至っていた。
これをうけて、国会では、議員120人のうち、72人が、ネタニヤフ首相を首相とする内閣の擁立に賛成を表明し、過半数となった。
その後、ネタニヤフ首相の汚職疑惑と、まもなく始まる裁判を受けて、反対派が、数千人級の反ネタニヤフデモをテルアビブで展開。最高裁に、犯罪で訴えられているネタニヤフ首相が、法律上、首相になることは可能かを審議するよう、訴えていた。
最高裁は、この訴えを退け、ネタニヤフ首相が、裁判を受けながら、組閣することは可能だとの判断を下した。これを受けて、リブリン大統領は、7日、ネタニヤフ首相に、内閣組閣を指示した。
内閣はすでにガンツ氏との交渉で決まっているので、来週水曜13日に、新しい内閣が発足する見通しとなった。