トルコ・イスタンブール空港自爆テロ:少なくとも32人死亡 2016.6.29

以下のイスラエルとトルコとの和解成立の記事をまとめていたところ、28日21時ごろ(現地時間)イスタンブールの空港で少なくとも3つか4つの自爆テロ、ならびに銃撃テロがあったという緊急ニュースが入った。

現在29日2時現在、少なくとも32人が死亡。100人が負傷している。

犯行声明は出ていないが、犯行の手口からしてISISか、クルド人勢力か、その他の過激派か、まだ明確にはなっていない。

現在、空港は閉鎖。飛行機の発着も停止している。BBCの記者が、ちょうど同空港で、離陸前の飛行機に乗っていたが、乗客はそのまま機内で待機しているという。そこからのレポートが続いている。

イスタンブールのアタチュルク国際空港は、アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ロシアと、地球のあらゆる地域へのトランジット空港で、そうとう忙しい空港である。ここが閉鎖になると、全世界からの人々が影響される。

また、以下の記事にも書いたが、トルコの主要産業である観光は、トルコでの度重なるテロで、45%減という打撃を受けているのだが、空港でのこうしたテロは、その打撃に追い打ちをかけると懸念されている。

トルコでは今年に入ってから死者を伴うテロが5件、昨年には死者を100人以上も出すテロがアンカラで発生している。

www.bbc.com/news/world-europe-36658187

筆者の非常に稚拙な懸念ではあるが、今回は、内容はなんであれ、トルコがラマダン中に、大々的にイスラエルと”和解”を成立させたことに、何か関連がなければ良いが。。と思わされているところである。

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。

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