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24時間感染者1万人
イスラエルでは、1日の感染者数が9000人台の日が続いていたが、24日、とうとう1万人を超えた。25日の陽性率は6.69%(検査数15万件)に戻っている。入院は1118人。重症者は692人。人工呼吸器依存者は129人。死者は、月曜20人、火曜25人、水曜12人と深刻な状況が続いている。しかし、ベネット首相がアメリカに言っている間は大きな動きはなく、今決まっているままで数日経過をみることになりそうである。
一点、変化があったのは、子供たちの登校に関する決まりである。新学期が9月1日から開始されるにあたって、今も子供達への抗原検査が行われているが、抗体をもっていることが確認された子供に発行されるグリーンパスがないと登校させないという対策は、法的にも無理があることがわかった。
このため、大人(両親と教師)については、グリーンパスのある人だけが入校を許可されることになるが、子供たちは、原則皆登校することになった。しかし、感染が進んでいる赤信号地域では、原則、オンラインに戻るとし、学年の70%がワクチン接種が終わるか感染して回復したことがわかるまでは、登校を控えることとなった。
www.ynetnews.com/article/r1jfimvbt
ワクチン3回目結果:感染防止率94%・重症化予防率は97%
イスラエルで3回目の接種が始まったのは8月1日。それから今に至るまでに、30歳以上にまでその範囲が拡大され、これまでに170万人以上が、3回目接種を終えた。
保健省によると、3回目接種後16日経過した人の感染を防ぐ効果は95%、重症化を防ぐ効果は97%であったと発表した。
24日のデータで60歳以上で、ワクチン接種を2回完了していたのに感染、重症に陥った人は、301人、ワクチンをしていなかった人は281人。しかし、その分母が大きくちがっていることから、60歳以上で、ワクチン接種をしていない人の感染、重症化率は、ワクチンを完了していた人のほぼ13倍であることがわかった。
www.ynetnews.com/health_science/article/sksmo9qby
このほか、妊娠中の女性でもワクチンは安全であるとか、ワクチンの副反応で出ることがあると言われる心筋症について、ワクチン接種をしないでコロナに感染した場合に、心筋症を発症する可能性は4倍など、様々な研究結果が発信されており、ワクチン接種をした方が良いといった情報が多くでまわっている。
保健省が23日に発表したところによると、まだワクチン接種を一回もしていない人は108万人。そのほとんどは13-39歳の若年層である。