イラン国内の主に核施設や軍事施設で謎の爆発や家事が続いていることはお伝えしている通りである。
こうした中、11日、またテヘラン北部で複数の爆発が発生したとイランのメディアが伝えた。この爆発で、重さ5キロに及ぶ30本のガスが失われたとのこと。
この3日前の9日にもテヘラン西部、イラン革命軍のミサイル庫で爆発が発生していた。
イラン政府は、これらを攻撃とは認めなかったり、イスラエルを非難したりといろいろだが、今の所、反撃に出る様子はない。これら一連のイランへの攻撃は、暗黙にイスラエルによるものとみられているが、全てがイスラエルではないと、ガンツ防衛相はもらしている。
www.jpost.com/breaking-news/explosion-shakes-buildings-in-tehran-report-634731
イスラエルが今これだけアグレッシッブなのは、今は、イランも世界がコロナで忙しく、中東にまで手が回らない時期であること、またアメリカで親イスラエルのトランプ政権が、弱体化して、中東から撤退する懸念があるなど、様々な憶測がある。
*イランのコロナ被害
中東全体におけるコロナによる死者は、2万人強であることろ、イラン一国で1万2829人が死亡。
<イスラエルの軍事力に抜かりなし>
イスラエルにイランとの対立に手抜きはできないようである。コロナ感染拡大、経済悪化などの状況が続いているにもかかわらず、軍事的な強化が進んでいる様子が伝えられている。
1)新スパイ衛星打ち上げ成功
イスラエルは、7月6日、新しいスパイ衛星オフェック16の打ち上げに成功した。イランの動きを監視するのに重要な役割を果たすという。
www.jpost.com/israel-news/israels-ofek-16-satellite-an-eye-in-the-sky-over-iran-634534
2)イスラエル軍の新ユニット結成:第7空挺部隊
12日、イスラエル空軍は、新しいユニット、第7空挺部隊を結成した。この部隊は、空軍のすべての特殊部隊を一つにまとめたもので、空軍エリート部隊である捜索レスキュー部隊669、シャルダグ。コマンド〜部隊、また、最前線で、敵の背後に着地する部隊、諜報部隊に、特殊部隊訓練所も統括する部隊である。
これにより、変化する新しい現場にいいて、戦闘をより効果的に行えるようになるとのことである。
www.timesofisrael.com/air-force-brings-all-special-forces-under-one-roof-with-new-7th-squadron/