シリアの首都ダマスカスの大学に留学中だったドルーズ族学生約100人のうち、80人が7日、ゴラン高原の自宅に無事帰還した。(2012年7月31日の記事参照)
学生たちはダマスカスの様子について、全員が「メディアは実際の10%ぐらいしか報道していない(もっとひどいということ)」と語っているという。
生還した学生たちは非常に恐れており、PTSD(心的外傷ストレス症候群)に陥っている者もある。ダマスカスにはまだ20人ほどが残っていることになるが、自ら残って反政府軍と共に戦っている者もいる。
<シリア内戦その後>
シリアでは、ダマスカス、アレッポの2大都市を中心に激しい戦闘が続いている。アレッポでは、政府軍が戦車を含む地上軍を送って血みどろの戦いになっている様子。
一昨日、アサド大統領は、イラン政府高官のジャリリ氏と共にいるところをテレビで放映し、イランとの深い友好関係をアピールした。しかし、シリアでは一昨日、ヒジャブ首相が離反し、アサド政権に大きな打撃となったところである。