シリアでは、3000人のイラン革命軍兵士が、アサド政権を支えていることがわかった。アサド大統領は、イスラム教シーア派に近い少数派のアラウィー派。これに対し、大多数のシリア国民は、シーア派とは絶えず敵対するスンニ派である。追いつめられたアサド大統領が、離反者相次ぐシリア軍よりも、シーア派国家イランの方を信頼しはじめているのではないかと分析されている。
<自由シリア軍(スンニ派)がイラン人巡礼者48人を拉致>
昨日、ダマスカス近郊で、巡礼のバスが来ていたイラン人48人をシリア軍が襲撃48人を拉致した。誘拐されたイラン人の消息は不明。イラン人の拉致はこれが初めてではなく、1月にも発生している。
シリア内戦に、イスラムのシーア派対スンニ派の戦いという要素もあるということである。