シャブオット(7週の祭り)にガリラヤ地方に降り注ぐロケット弾 2024.6.12

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シャブオット(7周の祭り)にガリラヤ湖にもロケット弾

イスラエルでは、11日日日没から13日までが、シャブオット(7周の祭り)を迎えている。

その始まりの11日日没後、イスラエル北部では、これまでで最大数となる80発のロケット弾が撃ち込まれた。イスラエルの攻撃でヒズボラ司令官タレブ・アブダラが死亡したことへの反撃とみられている。

本日現在、12日午前中(日本時間午後)にもガリラヤ地方を含む地域への攻撃が続いている。すでに100発と報じられているが、今も時々北部でサイレンが継続して時々鳴っている。(地図は12日午後3時ごろ)

ガリラヤ湖からも見えるロケット攻撃

*シャブオット(7周の祭り)

過越の祭りから7周目にあたる日で、エジプトから出てきたヘブル人(エキソダス)が、シナイ山で、モーセを通して、十戒(トーラー)を受け取った日とされている。

3300年以上前になるが、神から直接、国の法律を受け取って、奴隷の集まりから、国家イスラエルとしての歩みを始めた記念すべき日である。この日は聖書にもイスラエルが継続して守るべき例祭の一つとして命じられている。(レビ記23:15-21)

この日は、夜を通してトーラー(聖書)を学ぶが、特にルツ記が読まれる日である。またこの日は、特に乳製品を食べる習慣がある。

その理由は、モーセが十戒を受けた時、人々は寝ていたことを反省し、夜を徹して学ぶ。またこの時にはじめて食物規定(牛と乳を一緒に食べてはならない)が与えられたこと、また、実際、トーラーが与えられた時は、例祭中で肉を屠ることができなかったことから、この日は、乳製品を食べる。

www.chabad.org/library/article_cdo/aid/111377/jewish/Shavuot-2024.htm

石堂ゆみ

ジャーナリスト、元イスラエル政府公認記者、イスラエル政府公認ガイド、日本人初のヤド・ヴァシェム公式日本語ガイドとして活動しています。イスラエルと関わって30年。イスラエルのニュースを追いかけて20年。学校・企業・教会などで講演活動もしています。